放置竹林問題解決に向けて
私たち(『里山資源』と『京都竹カフェ』)は共に環境保全系のボランティア団体で、放置竹林問題に取り組んでいます。
竹は戦後栽培が奨励されましたが、現在では、筍は安価な中国製に、竹材は加工容易なプラスチックに、凌駕され、竹林の採算性が乏しくなり放置されるようになっています。
放置竹林は、竹林周囲の森林や宅地に侵食したり、山の水源涵養や地すべりの原因として懸念する声や、野生動物による農林業被害の原因となっているという声もあるなど、問題であるといわれています。
竹林に再び人手が入る構造を作る
人々に恵をもたらす竹は、古来より人里近くに植えられ、日用品や建材、食料、そして防災の役目をはたす等、暮らしにしっかりと根付いていました。そのため人の営みに寄り添う竹林は、いつも手入れされていたのです。
そこで我々は竹を新たな産業資材とすることによって竹の利用を促し、竹林に再び人手が入る構造を作ろうとしています。
竹の産業利用の一環として、まずは色素としての利用を考え、クリーンメーカーさんの低刺激性石鹸に京都の竹による着色を考え、この度『京の石鹸なよ竹』を発売することとなりました。
里の風景
伐採作業
淡竹藪
京の石鹸なよ竹
京都産の竹を使った、低刺激性の石鹸です。
京の石鹸なよ竹は、こちらからお買い求めいただけます。
http://satoyama-net.jimdo.com
竹エキスと馬油の相性が抜群で、竹エキスと馬油の相乗効果でとても良い石鹸になりました。余りにも相性が良いので驚きました。